銀行員を辞めたいあなたへ。後悔しない決断をするための完全ガイド

銀行員として働く中で、『もう辞めたい』と感じることはありませんか?

 

銀行員の仕事は、「社会的な信用が高く」て、「安定している」と言われていますが、実際に銀行で働くと、<様々な悩み>や<不安>を抱えている人が多いのも事実。

この記事では、銀行員を辞めたいと考えている方に向けて、後悔しない決断をするための情報をお伝えします。

辞める前に知っておきたい「銀行を辞めた人の本音、辞めたいと感じる理由、そして実際に銀行を辞めた人の体験談」など、銀行を辞めることの<始まりから~終わりまで>にフォーカスしました。

最後まで読んでいただくことで、みなさんの銀行員を辞めたい状況を客観的に見つめ直し、今後のキャリアを冷静に考えるヒントとなるでしょう。

それでは、まず、なぜ銀行員を辞めたいと考えるのかを見ていきましょう。

元メガバンク勤務。10年以上、資産運用アドバイス業務に従事。1,000件以上の顧客相談実績を持つ。銀行員を辞めた経験も踏まえて、記事を執筆。

【退職前に要チェック】銀行員が辞めたいと感じる12の理由

銀行員として働いていると、様々な理由で「辞めたい」と感じることがあります。ここでは、多くの銀行員が共感するであろう【12の理由】を詳しく見ていきます。自分の状況と照らし合わせて、考えてみてください。

銀行員 辞めたい

 

ノルマとプレッシャーに追われる日々

銀行員の仕事で最もストレスを感じる要因の一つが、「厳しいノルマ」

クレジットカードの獲得、投資信託や保険商品の販売など、銀行で販売している様々な項目でノルマが設定されています。

それに加え、獲得した実績の数に間違いがあると「白い目で見られる」ことも。

さらに、目標を達成できないと上司からの評価が下がり、プレッシャーが増すという「悪循環」に陥ることも。

銀行の朝礼では実績の進捗確認があるから、朝から気が重いわね。

理不尽な上司・人間関係

銀行は伝統的に縦社会。上下関係が厳しいことで知られています。採用では体育会系が採られやすい傾向もあるため、より上下関係に拍車がかかっています。

に悩む銀行員も少なくありません。

ある銀行員は、「上司の機嫌を伺いながら仕事をする毎日で、本当に疲れます。自分の意見なんて言えませせん」と語っています。

よい人間関係は、「仕事の満足度に大きく影響」します。職場の人間関係に強い違和感を感じている人は、環境を変えることも一つの選択肢かもしれません。


銀行の「古い体質と行風」が自分に合わない

銀行は前例をもとにした決定がされる「前例踏襲(前例をもとに進める方法)」が大好きな場所。変化のスピードが遅いことに違和感を感じる人が多い環境です。特に若い世代の銀行員は、この古い銀行の体質や慣習(行風)に、自分が合わないと感じ、疑問を抱くことも。

ある若手銀行員は、「デジタル化が進む中で、いまだに紙の書類での管理が多く、ハンコの文化が残っていて、非効率。管理する手間も多くて、やる気が削がれます」と話します。

自分の価値観や働き方の希望と、組織の文化があまりにもかけ離れている場合には、「長期的に働き続ける」のは難しいかもしれません。

入行してから、「3か月」がまず勝負ね!「社風になじめるかどうか」が分かれ目になるわ。

将来への不安 銀行業界の未来が見えない

テクノロジーの進化やフィンテックの台頭により、銀行業界の将来像に不安を持つ銀行員が増えています。

ある中堅銀行員は、「AIやロボット化で自動化が、将来的に銀行員の仕事がなくなるのではないかと不安。今のうちに別のスキルを身につけて、転職した方がいいのかもしれない」と考えているという声も。

銀行業界の将来性に不安を感じている場合には、仕事を早く切り上げて自己啓発や新しいスキルの習得を行い、キャリアの選択肢を広げることも必要です。


給料が上がらない 頑張りが評価されない給与体系

銀行員の給与は安定していますが、必ずしも高いわけではありません。特に、頑張りが給与に反映されにくい年功序列的な給与体系に不満を感じる人も多い。

自分の努力や成果が適切に評価され、報酬に反映されることは、仕事のやりがいにつながります。給与面での不満が大きい場合は、転職を考える一つの理由になるかもしれません。

日経新聞も毎月、4000円程度。年間にすると5万円程。30年間で約150万円。高いわね。
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頻繁な転勤・異動に疲れた

銀行員の仕事の特徴の一つに、数年ごとの異動があります。ポジションごとに異動の頻度は変わります。家庭の状況によっては<銀行員の常:異動>が本意にならないことも。

2-3年ごとに転勤があり、家族との時間が取れません。子どもの教育のことを考えると、できれば自宅から遠距離の土地に異動することは避けたい。

家族との時間や生活の安定を重視する場合、転勤の少ない職場や他業種への転職を考えることも一つの選択肢。


飲み会が多い 上司との付き合い、断れない雰囲気

銀行員の仕事には、お客さんとの付き合いや社内の飲み会など、アフター5の付き合いが多いことでも知られています。銀行員の飲み会が家庭生活や健康に影響を与えることもあります。

週に2-3回は飲み会があり、「断れません」。家族との時間が取れないだけでなく、健康面でも心配。

銀行にいる以上、飲み会は避けて通れないため、付き合いの少ない職場環境を求めて転職を考えることもひとつ。


資格取得のプレッシャー 業務時間外の勉強で疲弊

銀行員には、様々な金融関連の資格取得が求められます。銀行員の資格勉強は、業務時間外に行います。最近は残業が少なくなってきているとはいえ、その分、自宅で勉強をする負担が増加。

仕事が終わった後や休日も資格の勉強をしなければならない。友人と遊ぶ時間がほとんどありません。銀行に入って、勉強の多さを痛感しました。このペースで長く続けられるか不安といった新人銀行員の声も。

資格は自分のスキルの証になりますし、入行したては勉強時間を多く割かないといけないことは事実。時にはあえて、勉強を休んで遊ぶのもいいかもしれません。勉強嫌いの銀行員の末路は目も当てられない状況に…

【関連記事】

銀行員になりたい大学生が取るべき資格内部管理者責任試験(一夜漬け編)銀行員のFP2級取得宅建をもつ銀行員がすごい


事務処理の多さ デジタル化の遅れで非効率な業務

銀行業務には、まだまだ紙の書類や手作業での処理が多く残っています。多くの銀行員に、業務の非効率さがストレスの原因となっています。

ある銀行員は、「他の業界ではデジタル化が進んでいるのに、うちの銀行は昔とほとんど変わらない。同じ手続きで何度も同じ書類に書き写している状態。とても非効率に感じています」という声も。

事務が多いのは法律を守ったり、顧客を守るために必要なこと。しかし、守るばかりで銀行員の効率的な働き方を求める姿には逆行。

効率的な働き方を求める場合、よりデジタル化が進んだ環境での仕事を探すこともひとつ。

 


顧客からのクレーム対応

銀行員の仕事には、顧客からのクレーム対応も含まれます。時には理不尽な要求や厳しい言葉を浴びせられることもあり、精神的な負担が大きくなることがあります。

ある銀行員は、「窓口をやっていて、銀行の忙しい時期になるとお客さんの目線がきつい。こっちは一生懸命やっているのに。なんで混むときに来店するのかしら」と語っています。

事務が多く、ミスが起こり得るシステムのままで、顧客対応によるストレスが過度に大きくなっていることも。

顧客対応がない部署への異動などを視野に入れて、自分にあった部署を探してみてはいかがでしょうか。

「こっちだって待ち時間短縮を目標にさせられて、一分一秒を短縮するのにがんばっているの!早く手続きを終わらせたいのは、銀行員もお客さんも同じなの!」という気持ちを持っているにも関わらず、お客さんから文句を言われるのはコリゴリ。

 

責任の重さ 大きな金額を扱うプレッシャー

銀行員は日常的に大きな金額の取引を扱います。大きな責任を伴い、常に緊張感を強いられることになります。

「ミスが許されない環境で、常に神経をすり減らしています。大きな金額を扱うのでそれがプレッシャーです」という声も。

入行当初は、取り扱う金額の大きさに戸惑うこともあるかもしれません。だんだんと金額の大きさにも慣れてくるので、あまり気にしなくてもいいかもしれませんね。
それに「仕事のミスに後で気づく【報告の仕方や謝罪方法】」という、笑えない場面も。

 

自分の時間が持てない ワークライフバランスの崩壊

残業の多い勤務(特に本部勤務)や休日出勤で、自分の時間が持てないと感じる銀行員も。

ある銀行員は、「毎日、仕事に追われ、帰宅したら資格勉強。このままでは人生の大半を仕事に費すことになると考えます」という声も。

ワークライフバランスは、長く仕事を続けていくためには軽く見れない問題。自分の時間を大切にしたい場合は、働き方や職場環境を変えられる方法を余地はあるでしょう。


代表的な銀行員を辞めたいと思う瞬間でした。銀行員を辞めたい理由の中に、自分の状況とあてはまるものはありましたか?

一つや二つの理由があてはまるだけでは、必ずしも退職を考える必要はありません。まったく経験したことのない部署や職種への変更で問題は解決するかもしれません。しかし、多くの項目に共感する場合や、特定の理由が自分にとって、銀行員を辞めたいと感じる大きな問題である場合、真剣に転職や退職を考えてみる価値が出てくるでしょう。

 


【辞める前に知っておきたい】銀行員を辞めた人のリアルな声

銀行員 辞めたい

銀行員を辞めるかどうか悩んでいる方にとって、実際に辞めた人の声を聞くことは、とても参考になります。ここでは、銀行を辞めてよかったことと後悔したことの両方をご紹介。実際に銀行員を辞めた人の声を聞くことで、自分の決断に役立つヒントが得られるかもしれません。


 

銀行を辞めてよかったこと

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厳しいノルマと営業プレッシャーからの解放!

毎日毎日、数字に追われる生活から解放されました!あの頃は、朝起きるのも憂鬱で、休日も仕事のことが頭から離れなかった…。でも今は、そんなストレスとは無縁です。自分のペースで仕事ができるって、こんなに幸せなことなんですね。

銀行員は公務員」に注目しがちね。ノルマからの解放を狙うわ。入行したての若い世代は有力な選択肢ね!

ストレスフルな人間関係からの解放!

銀行は縦社会のため、上下関係が厳しいことで知られています。また、同期との競争も激しく、人間関係のストレスを感じるシーンも少なくありません。

銀行って、なんか人間関係独特なんですよね…。派閥争い、理不尽な要求、表に出さない感情…。毎日が落ち着かない日々でした。でも、転職してからは、風通しの良い職場で、人間関係のストレスが激減しました!

厚生労働省の労働安全衛生調査を見ると、金融業の労働実態の一端をみれます。

プライベートな時間が増えた!

銀行員は繁忙期には残業が多く、断り切れない飲み会も多数。プライベートな時間が取りにくいと言われています。今は定時に帰って、自分の趣味を楽しんだり、家族とゆっくり過ごしたり…。人生が豊かになった感じがします。


新しい業界での「スキルアップ・キャリアアップ」を実現

銀行を辞めて別の業界に転職することで、新しいスキルを身につけたり、キャリアアップを果たしたりする人も多くいます。

IT系の職業に転職した元銀行員は、「銀行では学べなかった最新のビジネスモデルについて学べて、自分の市場価値が上がったと感じています。チャレンジングばかりの環境ですが、毎日新しい発見があって楽しいです」と話しています。


給料が上がった人も! やりがいとお金の両方を手に入れた

銀行員の給料は安定していますが、必ずしも高いわけではありません。転職によって年収アップを実現した人もいます。

コンサルティング会社に転職した元銀行員は、「銀行時代よりも年収が30%ほど上がりました。しかも、自分の意見が直接クライアントの経営に反映されるので、やりがいも感じています。お金とやりがいの両方を手に入れられて本当に良かったです」と語っています。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査をみると、各業態別の賃金がわかります。客観的な判断材料のひとつになるわね!

突然の異動がなくなった

銀行では、突然の異動や転勤が付きもの。ひとりの時はよくても、家族が増えたり、入社から年月が経つと変わってくるもの。

ある元銀行員は、「銀行にいた頃は、いつ異動があるかわからず、常に不安でした。今は地元の企業で働いているので、安心して長期的な生活設計ができるようになりました。子どもの教育のことも考えられるようになって、家族も喜んでいます。」と話しています。


飲み会・接待の減少

銀行員は、部署内での飲み会や人によっては取引先との接待もあります。1回や2回ならいいけど、集中的に続く飲み会はコリゴリ。部署内での飲み会費もタダではありません。

ある元銀行員は、「銀行を辞めてから、飲み会の頻度が少なくなり、家族との時間が増えました。健康的な生活を送れるようになったことも実感します、体調も良くなりました」と語っています。


 

銀行を辞めて後悔したこと

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しかし、銀行を辞めたことを後悔している人もいます。その理由を見ていきましょう。


「収入が下がった」「手厚かった福利厚生がなくなった」

銀行は、他の業界と比べて、給与水準が高い傾向にあります。転職すると、収入が減ってしまう可能性も…。また、福利厚生が充実しているのも、銀行の魅力の一つ。転職すると、そういった恩恵を受けられなくなることもあります。

ある元銀行員は、「転職先の給料が銀行時代より低く、生活レベルを下げざるを得ませんでした。また、銀行の福利厚生は本当に充実していたんだなと、今になって実感しています。」と話しています。

多くの銀行で食堂があるけど、そのメリットが次の会社ではなくなるかもしれないのは痛いわね。

銀行でのキャリアを捨ててしまった

銀行での長年のキャリアを捨てたことを惜しむ声もあります。

ある元銀行員は、「銀行で積み上げてきたキャリアやスキルが、他の業界ではあまり評価されないことに驚きました。一からのスタートになり、苦労しています。」と語っています。

一度銀行を辞めてしまうと、再び銀行員として働くのは、かんたんではありません。


銀行員の社会的な信用がなくなった

銀行員という肩書きが持つ社会的な信用を失ったことを残念に思う人もいます。

「銀行員時代は、取引先や知人から一目置かれる存在でした。今はその信用がなくなり、人間関係の構築に苦労することがあります。」という声も聞かれます。


転職活動の難しさと競争を実感

銀行を辞めた後、思うように転職活動がうまくいかずに苦労した人もいます。

ある元銀行員は、「銀行員の経験だけでは、他の業界に転職するのは想像以上に難しかったです。自分の経験を活かすとなると、同じ銀行か保険会社。競争も激しく、なかなか希望通りの職に就けませんでした」と振り返っています。


転職での銀行員時代の経験やスキルの活用が難しい

銀行で培った経験やスキルは、他の業界では、必ずしも活かせるとは限りません。転職先によっては、一から新しいことを学ぶ必要があることも…。

「銀行での経験は、金融業界以外ではあまり評価されませんでした。新しい業界で必要なスキルを一から学び直す必要があり、転職直後は大変でした」という声もあります。

 


将来図を再設計する必要がでてきた

銀行員としてのキャリアパスが明確だった反面、転職後は将来の見通しが立てにくくなったという人もいます。

ある元銀行員は、「銀行にいれば、ある程度将来のキャリアパスが見えていました。でも転職してからは、自分で将来を切り開いていく必要があり、どうしたらいいかを考えました」と語っています。


これらの声を聞くと、銀行を辞めることにはメリットとデメリットの両方があることがわかります。自分にとって何が大切なのか、よく考えて決断することが重要です。

次のセクションでは、特に女性銀行員が感じる悩みや辞めたいと思う瞬間について、詳しく見ていきましょう。


【女性銀行員】が辞めたいと思う瞬間

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銀行員の仕事は、男女問わず厳しい面がありますが、女性特有の悩みや課題もあります。ここでは、女性銀行員が「辞めたい」と思う瞬間について、詳しく見ていきましょう。


昇進の機会が少ないと感じる

銀行業界は、まだまだ男性中心の社会であり、女性は、昇進やキャリアアップの機会が限られていると感じ場面も少なくありません。男性と同じように頑張っているのに、正当に評価されていないと感じるとフラストレーションが溜まってしまうことも…。

昇進の機会が公平でないと感じる場合、それが退職を考えるきっかけになることもあります。ただし、最近では女性の活躍を推進する銀行も増えてきているので、自分の銀行の方針をよく確認することも大切です。

厚生労働省では女性が活躍できる社会を実現するために、企業の取り組みを公表しています。

育児・家庭との両立が難しい

子育て中の女性にとっては、仕事と家庭の両立が大きな課題となります。

ある40代の女性銀行員は、「子供の病気や学校行事などで、休みを取ると少し気まずい雰囲気もあり、仕事と家庭を両立するのに悩む女性は少なくありません。子どもの世話を頼める人を常に確保しておく必要があります。この状況をずっと続けいくのは心配」と話しています。


職場の人間関係に悩んだとき

女性が多い職場では、人間関係が複雑になりがち。些細なことで、陰口を言われたり、仲間外れにされたりすることも…。女性特有の嫉妬や妬みによる、いじめやハラスメントに悩まされることもあります。


上司や同僚からのハラスメント

セクハラやパワハラなどのハラスメントは、どの職場でも起こり得る問題です。最近では銀行でも問題が起きないように取り組みを強めています。

銀行内での通報窓口が用意されていたり、銀行外でも相談できます。少しでも違和感を感じるところがあれば、相談してみましょう。


女性同士の競争や派閥に疲れた

女性が多い職場では、出世競争や、派閥争いが起こりやすい傾向にあります。女性同士で、足の引っ張り合いをしたり、陰口を言い合ったりするような、ドロドロとした人間関係に疲れてしまうことも…。

業務以外での人間関係精神的な負担になることも。このような状況が改善される見込みがない場合は、他部署への積極的な異動も視野に入れることをおすすめします。


単調な業務に飽きた

銀行の業務は、事務作業のルーティンワークが多い傾向があります。単純作業の多さに、物足りなさを感じる女性銀行員もいます。

ある30代の女性銀行員は、「毎日同じような業務の繰り返しで、自分の成長を感じられません。もっとクリエイティブな仕事や、自分のアイデアを活かせる仕事がしたいと思うようになりました。」と語っています。

自己成長や新しい挑戦を求める場合、銀行内での異動や新しいプロジェクトへの参加を申し出てみるのも良いでしょう。それでも満足できない場合は、別の業界への転職を考えることもあります。

銀行員でもできる副業で自分のスキルを広げてみるのもいいね。WebデザインやWebライターなどは初期費用がほとんどなくて手軽に始められるわね。

健康面での不調を感じたとき

ノルマによるプレッシャーなど、銀行員の仕事は、心身に大きな負担がかかります。ストレスから、体調を崩してしまったり、精神的に不安定になってしまったりすることも…。

ある40代の女性銀行員は、「睡眠時間が減り、体調を崩すことが増えました。また、ストレスで胃腸の調子も悪くなり、このまま続けていいのか不安です」と話しています。

健康は何よりも大切です。仕事が原因で深刻な健康問題を抱えている場合は、働き方の見直しや転職を真剣に考える必要があるでしょう。


定年まで働き続けるビジョンが描けない

結婚や出産など、ライフステージの変化によって、銀行員として働き続けることが難しいと感じる女性もいます。結婚後も、仕事を続けたいと思っても、転勤が多い銀行員という仕事は、家庭との両立が難しいと感じるようです。

ある30代の女性銀行員は、「今の仕事を定年まで続けると考えると、なんだか息苦しく感じます。もっと自分らしい生き方や働き方があるのではないかと思うようになりました。」と語っています。

 


プライベートを充実させたいとき

仕事中心の生活で、プライベートが充実せず、もっと自分の時間を大切にしたいと考える女性もいます。趣味や旅行、友人との時間など、プライベートを充実させたいという思いが強くなり、転職を決意する人も…。

ある20代の女性銀行員は、「仕事に追われて自分の時間がほとんどありません。趣味や自己啓発の時間を持ちたいのに、それが難しい現状に疑問を感じています」と話しています。

ワークライフバランスを重視したい場合は、銀行内での働き方の変更を相談したり、よりプライベートを大切にできる職場への転職を考えたりすることもあります。

毎年、付与される有給休暇をすべて消化することは難しいけど、銀行員の休日(有給休暇)は恵まれている印象。繁忙期を除いたり、同僚と有給休暇が被らなければ、有給休暇の申請はすんなり通るし。

【体験談】元銀行員が語る!退職を決意した瞬間と退職までの道のり

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なぜ銀行を辞めようと思ったのか?

私はもともと人と接することが好きで、お客様の夢を叶えるお手伝いがしたいという思いから銀行員になりました。しかし、現実は窓口業務やノルマに追われる毎日。お客様とじっくり向き合う時間はほとんどなく、理想と現実のギャップに苦しむようになりました。

銀行員に向いている・向いていないはあるわね。ただ、銀行には「支店の窓口・営業、総務、人事、IT、トレード、法律、関連会社へ出向」など、畑の違う部署はたくさんあります。そういうところに目を向けてもいいわね。

辞める決意をするまでにやったこと

「本当に辞めていいのか」と自問自答を繰り返しました。転職サイトを見たり、友人や家族に相談したりする中で、自分の気持ちと向き合っていきました。中には、自分の気持ちを整理するために、あえて<手書きのノート>に今の仕事の良い点と悪い点を書き出したという人も。最終的には、「このままモヤモヤしながら働くよりも、自分の本当にやりたいことを追求したい!」という気持ちが強くなり、退職を決意。

退職を決める前に、まずは家族や友人に相談した人が多いです。理由は、周囲の意見を聞くことで、自分の気持ちを再確認できるから。

退職手続きの準備と必要な書類の確認

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退職を決意したら、まずは就業規則を確認し、退職に必要な書類や手続きの流れを把握。銀行によっては、退職届の提出期限や必要な書類が異なる場合があるので注意が必要。私の場合は、退職届の他に、誓約書の提出が必要でした。

辞めるタイミングを考える必要があるね。ボーナスが支給される月や、業務の区切りが良い時期を選ぶと、金銭的にも精神的にも負担が減るわね。期末月だとちょっと気まずいね。

上司への相談

退職の意思を決めたら、まず直属の上司に相談しましょう。突然の退職は職場に迷惑をかけることになるので、できるだけ早めに相談するとよいでしょう。その後、人事部とも連絡を取り、正式な退職手続きを進めます。

人事部に退職の手続きを聞くと、丁寧に教えてくれたわ。事務的に完璧に対応してくれたの。「なんで辞めるんですか?」なんてことも聞かれなかったし。ここは銀行のいいところね。事務的な対応がgood!

退職金や年金などの資金計画の立て直し
退職後は収入が一旦、途絶えるため(自己都合の場合)、生活費や転職活動にかかる費用を計算し、資金計画を立て直ましょう。退職金は予想よりも少なく、転職活動が長引くことも想定して、しっかりと計画を立てることが大切です。

退職金は自己退職だと、微々たるものね。あてにしないほうがいいレベルよ。定年間際の銀行募集の早期退職であればいいけど。10年程度の勤務年数では壊滅的だわ。

机や資料の整理と引き継ぎ業務
退職日までに、自分の担当業務を後任者に引き継ぐ必要があります。担当先や業務内容をまとめた資料の作成。後任者への引継ぎをスムーズに行うために、余裕を持ってスケジュールを組みました。

異動時とほぼ変わらず、引継ぎ資料を作成しました。

周囲の反応はどうだったのか?
同僚からは「なんで辞めるの?これからどうするの?」などは聞かれましたが、「辞めんじゃねよ」とか、攻撃的な発言はありませんでした。

上司からは引き止められることも覚悟していましたが、「あなたの決断を尊重します」と温かい言葉をかけてもらえました。

辞めてみて感じたこと
銀行を辞めた後は、少しの間、ゆっくりと休養を取りました。朝の満員電車に乗らないストレスフリーな時間を堪能。

これはわたしだけのケース
飲み会の翌日、「寝不足で眠いまま、朝ご飯を食べずに、ぎゅうぎゅうの満員電車に走って間に合わせる」なんてことがなくなりました。

銀行員を辞めたいときのQ&A

銀行員 辞めたい

銀行を辞めたいけど、周りの目が気になるんです。
周りの目は気にしなくていいです。自分の気持ちを大切にしてください。周りも少なからず、銀行員を辞めたいと思っている人が多数でしょう。あなたが銀行を辞めても、銀行はこれからも変わりなく、動き続けます。
大人しい人は突然辞めます。周囲のごく少数の人にしか相談しなかったり、目立たなかったり。そんな人でも退職するのですから、周りの目を気にしなくても大丈夫。静かに銀行員を辞められます。
退職後、転職活動がうまくいくか不安です。
転職活動は、かんたんにはいかないでしょう。退職前に、転職サイトや転職エージェントを活用したり、企業の採用情報などをこまめにチェックしておくことが必須。
銀行を辞めて後悔しないか心配です。
退職に正解も不正解もありません。正解か不正解かはあなた次第です。どのような選択をしても、後悔する人は後悔します。自分が後悔しないような行動つくりをしましょう。しっかりと準備をして、自分の意志で決断する行動が後悔しない結果となるでしょう。周りに決められているだけでは後悔するだけです。
転職先が決まっていなくても退職して大丈夫ですか?
転職先が決まっていない状態での退職は金銭的・精神的なリスクがありますが、精神的な負担が限界の場合や、休養が必要な場合は、転職先が決まっていなくても一旦辞めることも選択肢。その際は、退職後の生活費をどうするかをしっかり計画し、失業保険の手続きなども忘れずに行いましょう。できるだけ早く次のステップを見つけるための行動を開始することが重要です。

銀行員を辞めたいと悩むあなたへのメッセージ

銀行員 辞めたい

転職のメリット・デメリットを正しく理解する

転職には、新しい環境でチャレンジできるキャリアアップを目指せるなどのメリットがある一方、収入が減る人間関係・退職金がリセットされるなどのデメリットもあります。転職する前に、メリット・デメリットをいま一度確認して、理解しましょう。

後悔しないための情報収集と準備の大切さ
転職活動は、情報収集と準備が<成功の鍵>。転職サイトを活用して情報をこまめにチェックしましょう。

自分の頭の中だけでずっと考えていても、想像力はあなたの知識の中だけ。周囲から情報を得ましょう。

新しいキャリアへの挑戦とその心構え
転職は、新しいキャリアに挑戦するチャンス。自分のスキルや経験を活かせる仕事、やりがいを感じられる仕事を見つけ、積極的にチャレンジしましょう。

銀行員で仕事をしていると信じられないけど、ノルマがない会社も存在するのよ。収入が下がるケースももちろんある。でも銀行員の大変さに比べたらどうかしら?
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