結論 銀行員の忙しい時期はコレ!
・月末月初
・3月9月
・年末年始
・お盆
具体的には
- ごとう日(5日、10日、15日、20日、25日、30日)
- 月末月初(1日・月によって28日、29日、30日、31日)
- 年末年始
- お盆(8月)
が銀行員にとって忙しい時期にあたります
ただし、忙しい時期は銀行員が担当する仕事によって違いがあります。
10年以上の銀行員経験を持ち、メガバンクで資産運用から金融商品の提案・販売まで多岐にわたる業務を経験。証券外務員一種二種に合格し、ファイナンシャルプランナーとして1000件以上の相談に対応。窓口業務と外回り業務の両方で銀行員としての忙しさを経験。
【関連記事】
支店と本部で忙しい時期が違う(支店:地域にある銀行のお店 本部:丸の内等にある銀行の中枢部署)
銀行の支店と本部の忙しさの大きな違いとなるポイント。
「お客さんは誰かといいうこと」
支店の担当者は、退職された個人や商店街の店主、地域の社長さんやその経理の方ということが多いでしょう。
支店の担当者であっても、法人向けの部署・個人向けの部署によって忙しさに違いも出てきます。
また、個人向けの部署でも営業(外回り)をする部署の担当者と窓口(支店に来店するお客さんを相手にする)部署では忙しい時期に大きな違いがあります。
事務担当者(支店の窓口にいる銀行員)の忙しい時期
多くの方が目にする銀行員がこの窓口に座る銀行員。
俗に「テラー」と呼ばれる銀行員です。
この銀行員は主にサラリーマンの方やそのご家族、年金受給者、企業の経理の方等を相手に接する機会が多いです。その仕事をしている担当者が忙しい時期は以下になります。
窓口担当者の忙しい日 ごとう日 5日、10日、15日、25日、30日
この「ごとう日」と呼ばれる日には
・引き落としがあるためその日に入金をしたい人
がこのごとうびに集中して支店にする
ATMや支店の窓口が混雑することが多いです。
これらの日はテラーが忙しくする日です。
- 銀行員に相談したいことがある
- 特定の銀行員と話す必要がある
- 銀行での手続きを短くしたいので忙しい日を避けたい
といった方にはごとうびの来店はおススメしません。
偶数月の15日(年金支給日)
この日は窓口が混みます
偶数月 2月 4月 6月 8月 10月 12月の15日
各月の15日は年金を口座に振り込まれた方で支店の来店者数が増えます。
最近ではATMを使って現金を引き出すお客さんが多いので窓口だけでなくATMも混みます。
話は逸れますが
おれおれ詐欺の被害もこの偶数月の15日に集中します。
ごとうびの窓口担当者は特に仕事が多い
「5」と「10の倍数」の日は窓口担当者が忙しくする日です。
あまりにも他の日との業務量が違うため
このような状況になります。
お客さんからの手続きの件数が多いため
窓口の担当者のキャパオーバーになる
↓
窓口の担当者の処理をする件数が多くなると
↓
窓口の担当者がミスをする可能性が高まる。
↓
窓口の担当者がミスをした場合、リカバリーに多大な時間がかかる
こうした負の連鎖があるため、ごとうびは窓口担当者が忙しくしています。
お客さんとして支店に赴く場合
この日の来店はおススメできません。
月末
支店窓口にはその月のうちにクレジットカード会社への支払いをしたお客さんや会社の経理の方等の来店がとても多くなります。
そのため、支店窓口は他の日よりも混雑するケースが多く見受けられます。
お客さんは急ぎの用事ではない場合には
月末に銀行へ来店することは避けたほうが無難です。
3月 9月
営業の部署では
3月と9月がひとつの営業成績の締めの月になるケースが多いです。
運用商品を販売する銀行の窓口担当者も自分の営業目標を達成するために
お客さんに積極的にセールスをする時期になります。
その結果として窓口担当者(投資信託や保険商品)は期末の3月・9月はとても忙しい時期になります。
急ぎの用事や相談でなければ
お客さんは3月と9月は窓口の銀行担当者に相談することは避けたほうがよいです。
12月
12月は窓口の担当者にとって、大変忙しい時期になります。
12月の下旬は企業の年末の休暇があります。
一般的な会社はクリスマス後から順次、年末年始の休暇に入る会社が多いです。
それに比べて銀行は
12月30日まで営業をします(祝日・土日を考えず)
そのため、普段は銀行に来ることができないお客さんが支店に来店するケースが多いため、年末に来店するお客さんの人数が増えます。年末以外に来店することができるお客さんは年末での銀行への来店は避けた方が良いです。
融資担当者(お金を貸す仕事をしている銀行員)の忙しい時期
先ほどの窓口担当者とは少し忙しい時期が異なります。
3月と9月
この2か月間は融資を行う担当者はとても忙しくしています。
銀行の決算月かつ、銀行員個人の成績の締め切り月にあたります。今後の自分の出世のために3月と9月には
- 大口の融資案件を月末までの成約させる
- 大口の運用商品の成約をさせる
この必要性が出てきます。
そのため、
- 会社で新たに融資を受けたい
- 自宅購入のため、新たに住宅ローンの相談をしたい
といった場合には3月9月は避けた方が良いです。
運用商品担当者(投資信託や保険を主に販売している銀行員)の忙しい時期
今までの窓口担当者と融資担当者とは違い
主に投資信託や保険をメインに説明する銀行の担当者は
- 3月、9月 期末月
- 月末
- 年末
を中心として業務が忙しくなります。
3月、9月の期末月
3月と9月は窓口担当者と融資担当者と同じく、
運用性商品をメインに販売する担当者も忙しくしています。
担当者は
- 自分に課されたノルマを達成する
- 支店としての実績を上積みさせる
これらの目的のために外回りを中心に業務を行う運用性商品をセールスする担当者は
3月と9月にとても忙しくしています。
月末
毎月の月末もこれらの業務にあたる担当者は忙しくしています。
銀行の担当者は期末(3月と9月)に自分に課されているノルマを全て達成しなければなりません。
そのために銀行員が毎月
- 投資信託や保険を何千万円販売する
- 何人のお客さんと会う・電話をする
といった計画を事前に立てています。
その計画に合うように実績(運用性商品の成約)を積み上げなければなりません。
大部分の銀行員はこの月末のための数字合わせに必死に仕事を行います。
そのため月末は特に忙しい時期になります。
年末
年末は外回りの担当者にとってとても忙しい時期にあたります。
それはなぜかというと「カレンダー」です。
銀行の担当者はカレンダーの配布する数がノルマのように課されています。
担当者は自分に割り振られたカレンダーを
- いかに早くカレンダーを配り終える
- お客さんが望んでいる種類のカレンダーを適切に配る
かを考えて行動しています。
カレンダーの在庫と効率よくお客さんにカレンダーを配布するために四苦八苦しています。
個人のお客さんの場合には
「毎年、このキャラクターのカレンダーを受け取ることを楽しみしていた」
「うちの壁にはあなたのところのカレンダーを飾ることにしているんだよ」
「うちの孫がこのカレンダーを気に入っていてね」
と好みがあります。
そのため
銀行の担当者が
適切にカレンダーをお客さんのもとに
届けることは重要な仕事になります。
これは顧客満足度を満たすためにとても大事です。
まとめ ごとう日・月末月初・年末年始・お盆
ごとう日・月末月初・年末年始・お盆が銀行員にとって忙しい時期。
銀行で手続きをするときには来店を避けましょう。