銀行で働くために英語は必要?

結論 銀行員に英語は必要

銀行員 英語

現在の銀行ではグローバル化が叫ばれています。

 

英語を勉強しようとしても

  • 銀行の仕事だけで疲弊。英語を勉強する余裕がない
  • ほかの資格勉強があるから、英語まで勉強できない
  • 英語は業務でつかわないから必要ない

と思う銀行員の方はいませんか?

 

しかし、銀行では英語が必須です!

その重要度は、銀行で働く銀行員の「将来のプラン」によって英語の必要性は変わります。

 

記事の執筆者
10年以上の銀行員経験を持ち、メガバンクで資産運用から金融商品の提案・販売まで多岐にわたる業務を経験。証券外務員一種二種に合格し、ファイナンシャルプランナーとして1000件以上の相談に対応。その専門性と信頼性で読者に役立つ情報を提供します。

2024年度新卒採用 三菱UFJ銀行 グローバルポジション TOEIC 目安 900点

必要条件 以下のふたつが必要でした

  • 日本語力・英語力
    ネイティブレベル(TOEICは基準としないが、900点以上が望ましい)
  • 海外在住歴
    日本以外での在住歴があり、その滞在が連続で4年以上

点数はあくまでも目安。900点のスコアは最低でも欲しいところ。

英語が必要なタイプ

銀行員 英語

  • 昇進を望む人
  • 何十年と銀行で勤めたいと考えている人
  • 海外赴任をしたい

 

昇進をしたい人には英語力の有無がひとつのファクターになります。
資格試験のTOEICや英検で良いランクやスコアを保持する銀行員はその条件をひとつクリアしたことになります。
もちろん昇進をするためには英語力だけでは足りません。

業務の実績に加えて、その他の資格も判断材料になります。
例えば、銀行検定や金融アナリストの資格などといったものが挙げられます。
同期よりも昇進したいと考えた時に海外赴任というキーワードもひとつのステップとなります。
そのため、今後は銀行で平社員から課長、次長、支店長、役員へとキャリアアップを狙いたい方には英語を習得することは必要と言えます。

 

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英語が必要な部署に異動したい人

英語を使う部署に行きたいと考えている方は英語を学ぶ必要があります。
普段の業務で英語で他の部署の方や海外の部門の担当者とコミュニケーションを取るためには英語が必要になります。
最低限、英語でコミュニケーションが取れるようになっておく必要があります。
同僚や海外にいる人と英語でやりとりをするだけではありません。

海外赴任をしたい

海外赴任をしたいと考えている場合、英語のスキルを高めることは多くの理由から非常に有効的です。

海外赴任先の職場環境は企業やプロジェクトによるため、周りが現地の人ばかりかどうかは一概には言えません。

しかし、多くのケースは、日本人が数人とほかの職員は「現地の人」といいうことが一般的です。

コミュニケーションをとる際には、英語を用いて「相手を尊重」と「周りと打ち解けるオープンマインド」をもち、文化や習慣に適応しながら誠実な態度で接することが重要。

コミュニケーションのスムーズ化

  • 業務効率: 英語が流暢であれば、業務においてもコミュニケーションがスムーズになり、効率が上がります。
  • 人間関係: 社内外でのコミュニケーションがスムーズになるため、より良い人間関係を築くことができます。

海外のマーケットの情報をいち早く得る

経済の影響を与えている国で一番重要な国はアメリカです。
その中でも特にFRBの声明は為替や金利に多大な影響を与えます。
それにFRBの声明が発表される時間帯は日本の夜間です。
FRB議長が発表する言語は英語ですし、その発表をいち早くニュースにするメディアが使う言語も英語です。
そのため、誰よりも早く旬な情報を仕入れて次の日の仕事のプランを立てるためには
英語のヒアリングとリーディング力が必要となります。

FRBってなに?
Federal Reserve Board(FRB)は、アメリカ合衆国の中央銀行です。FRBは、金融政策を策定し、金融システムの安定を維持することを主な役割としており、米国経済の中心的な役割を果たしています

 

現在ではGOOGLE翻訳も進歩しているため、英語で書かれている文章をGOOGLE翻訳でカタコトの日本語に訳して読むこともできます。
この方法でも内容を理解することもできるのですが、GOOGLE翻訳では訳しきれない微妙なニュアンスを理解するためにも自分自身で英語力を身に付ける必要があります。

 

 

同僚の役に立ちたいと思う人

この理由で英語を勉強していこうと思う人はとても心が優しい方です。
状況としては
勤務している支店が来店するお客さんが英語を話す人が多い支店。特に六本木や渋谷等の支店に勤務している人です。
外国人のお客さんが来店する機会の多いお店で業務を行っている方はお客さんがしゃべることを聞くことが出来たり、それに対して英語で返答をすることができると業務が円滑に進めることができます。
それだけではなく、同僚が英語で話すことや聞くことができない場合だと、
英語のみを話してくるお客さんが支店に来店したときに、あなたがその困っている同僚のヘルプをすることができます。
そのため英語でのコミュニケーションを取れる人は周りからとてもありがたい存在になります。
外国人が多く来店する店舗で働くことになり、周りの方の役に立ちたいと思っている人には英語力を身に付けることはとてもおすすめです。

 

 

現在勤めている銀行から他の会社に転職しようと考えている人

銀行の仕事に飽き飽きしている人・銀行で働くことにストレスを感じている人も英語力を上げる必要があります。

なぜなら銀行から他の市場に転職することは銀行員にとってとても厳しいです。
転職市場では

  • 即戦力として実力
  • 客観的にあなたの能力を見極めることでできる資格

が特に重視されます。

 

銀行員が転職する理由

銀行の規模が縮小するのではないか
・人員削減に伴い、課長や支店長といったポストが減る
・業務のIT化により、営業や事務に携わる銀行員が減る
・職場環境が自分にあわない
・転勤の機会がおおい
・勤務する場所が自宅から遠くなることがある

 

人によって転職したい理由は往々にあります。

そこでまず考えなくてはいけないのは、一般的な銀行員が持っている資格はなに?ということです。

保険関係や証券関係の資格等です。

その資格があったからといって他に転職できる先は今働いている銀行と同じ銀行や保険会社です。

勤める銀行が変わったからといって、多くの方が悩んでいる将来や現状に対する不満や不安に対処できる可能性は高いわけではありません。

普通に銀行員として働いて身に付く資格だけでは転職の際に同じ銀行を選ばなければいけないことになります。

そこで英語力があり、自分の英語力の証明となる英語検定やTOEICのスコアがあると

銀行とは違う業界の仕事に業界につくこともできます。

そのため、銀行からの転職を考えている方にも英語を勉強することをおすすめします。

英語が必要ではないタイプ

昇進はしなくてもいい、業務中に英語に触れることがない人

銀行で昇進したいと考えていない方は英語を勉強する必要はありません。
おそらく英語を必要としない業務に従事することになり、昇進のためのひとつの手段として英語を身に付ける必要がありません。
英語を勉強する時間を他の資格を勉強する時間や娯楽のための時間に充てましょう。

TOEIC取得がコスパがいい

多くの銀行員は昇進のために英語を身に付けるといったケースが多いと思います。
英検ではなく、TOEICの場合にはリスニング・リーディングだけを測る試験になります。
実際に英語を業務で活かしたり、海外で勤務するため英語を使うためには
リスニングやリーディングの「力」に加えて
スピーキングやライティングをする能力が必要になります。
本当に英語を使いこなしたいと思うのであれば
4技能すべての能力を上げていく必要がありますが
とりあえず、昇進のためにということであれば
リスニングとリーディングだけであるTOEICでスコアを狙っていくほうが効率が良いです。

英語は4技能を満遍なく勉強することが英語を習得する秘訣ということを聞くことも多いと思いますが
日本の英語教育では英語を第一言語としない諸外国に比べてスピーキングやライティング苦手とする方が多く、逆にリスニングやリーディングを得意とする方が多いです。

そのためTOEICを受講することが良いと思います。

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