夕方、銀行からの電話「なぜ?」勧誘に困ったらこんな断り方がおススメ【保存版】

目次

元銀行員がお教えする「銀行からの電話はなぜ?」

  • スマホに知らない番号から電話が着信があった
  • スマホの着信履歴にある番号を調べたら、「銀行の電話番号」だった
  • 銀行員が丁寧にサービスや商品を紹介してくれるけど、「どうも断りにくい…」
  • 銀行員の勧誘がしつこい!

このような経験はありませんか?

 

  • なぜ銀行から電話がくるのか
  • 銀行から電話があったときの対応方法
  • 銀行員が電話をしてくる理由
  • 銀行から電話がかかってくるのはなぜ「夕方」が多いのか?
  • 銀行からの電話への「丁寧な断り方・強力な断り方!」

を説明します。

 

記事の執筆者
10年以上の銀行員経験を持ち、メガバンクで資産運用から金融商品の提案・販売まで多岐にわたる業務を経験。証券外務員一種二種に合格し、ファイナンシャルプランナーとして1000件以上の相談に対応。今までに1万件以上、営業電話を行った。その専門性と信頼性で読者に役立つ情報を提供します。

銀行から電話があった実際の例

これはよくある話だよね。実は、銀行にお金を移すと、勧誘の電話がかかってくるっていうクチコミがめちゃくちゃ多いんだよ。みんな、銀行に大きな金額を入れると、すぐに営業の電話がくるって言ってる。でもね、あなたがそのお金に使い道があるなら、銀行からの勧誘は断っちゃって大丈夫!

銀行員から電話が夕方にあるのは「なぜ?」

銀行から電話がある場合は「商品やサービスの勧誘」が多い

銀行からの夕方の電話の主な内容は、「商品やサービスの案内」が中心。

一方、手続きに関する問題や急を要する事項は、日中にも連絡があることが一般的です。

緊急性が低い「商品やサービスの紹介」は、夕方に集中して行われることがよくあります。

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「夕方」に銀行からの電話が多い理由

お客さんと面談するような仕事内容は日中に集中します。

窓口担当者は午後3時の窓口が閉まるまでは接客。外回りの営業マンは夕方になるまで外回り。

たいていの銀行員は日中に、お客さんと相対するような仕事をします。

それらの仕事を片付けて、電話でアプローチする時間帯ができてくるのが「夕方」になります。

銀行員のスケジュールを考えると「夕方に銀行から電話がくる理由」がわかります。

夕方はお客さんの在宅率がたかい

日中は仕事に忙しいお客さんも、夕方には仕事を終えて家に帰っていることがあります。

常日頃は残業で忙しい方でも、「今日は意外と早く帰れた」という日もあるでしょう。

そんな機会を見逃さず、銀行員は夕方の時間帯を利用してお客さんにコンタクトをとります。

夕方は夕食の準備で在宅率が上がる

夕方には多くの人が夕食の支度のために家にいます。

特に、17時や18時頃は帰宅する人が増える時間帯となります。

その理由として、買い物を済ませたり、夕食のための下ごしらえを始めるために家にいることが多いです。

このような時間だとお客さんに繋がる電話の確率が上がります。

 

銀行からの電話を断る方法

なぜ銀行から電話かかってくるのか?

  • 投資信託や保険の勧誘
  • 手続きの不備連絡
  • 担当者の引継ぎ挨拶(銀行の担当者がついている方のみ)

基本的に銀行がサービスや商品を販売するためのアポ取り、ニーズ把握で電話がかかってくるケースが多いです。

電話勧誘の断り方

銀行から勧誘の電話がかかってきた場合の対処法を説明します。

 

あいまいな回答をしない。きっぱりと断る。

断って悪いことはありません。相手を思いやって、回答をうやむやにするのはやめましょう。

優しさも捨てましょう!

中途半端に回答をするとまずいです。

銀行員は「もしかしたら、もう一押しすれば商品を検討してくれるんじゃないか?」と錯覚します。

 

 

それでは、もし銀行員が「預金を運用しませんか?」というセールスをしてきたら、あなたはどのように銀行員に返答しますか?

この状況で使えるワードを説明します。

 

断る際の具体的なワード

効果的なフレーズ

①「私は定期預金しかしません。運用に興味がありません」

②「私のところに、もう電話をかけてこないでください」

この流れで電話を切りましょう。

短時間で終わらせてOK。

 

あなたのこの返答に対して

銀行員は
「なぜ、運用に興味がないのですか?」
と聞くかもしれません。

 

 

この時に、銀行員の話につきあってはいけません。

あなたは
「結構です。もう電話をかけてこないでください」
といってすぐに電話を切りましょう。

 

丁寧に話を続ける必要はありません。

愛想がない切り方をした方が、銀行員が電話をしてこなくなる可能性があがります。

長く電話を続けると、銀行員とあなたの仲が徐々に縮まり、親近感がわいてきます。

より、断りづらくなります。

 

 

ちなみに銀行、証券会社、保険会社では

「お客さんからこう言われたらこう返答する」というトークマニュアルがあります。

営業担当者はトークマニュアルを使って、電話勧誘の練習します。

 

 

あなたが電話をかけてきた銀行員と話せば話すほど

銀行員はテンションが上がり、金融商品への勧誘へと話を進めていきます。

「定期預金しかしません」

上でさらっと説明しましたが

「定期預金しかしません」
という言葉は
運用を紹介したいと思っている銀行員にとって、とても痛い言葉

銀行の手続きに関する内容を詳細に説明することはできませんが、銀行員は、お客さんの希望や資産背景にあわない商品提案を銀行員はできないことになっています。

適合性の原則というものがあります。

適合性原則・誠実公正義務

金融商品取引業者は、金商法第40条の規定に基づき、顧客の知識、経験、財産の状況、投資目的やリスク管理判断能力等に応じた取引内容や取引条件に留意し、顧客属性等に則した適正な投資勧誘の履行を確保する必要がある。また、金融商品取引業者は、適正な投資勧誘の履行を確保するために整備した態勢に基づいて、顧客に対する誠実公正義務を果たす必要がある。

そのため、金融商品取引業者は、投資勧誘の前提として、提供する金融商品の内容を適切に把握するための態勢を確立する必要がある。また、顧客の属性等及び取引実態を的確に把握し得る顧客管理態勢を確立することが重要である。さらに、金融商品の内容が顧客の属性等に適合することの合理的な理由があるかどうかの検討・評価を行うことが必要である。その上で、顧客に対してこのような合理的な理由を欠く投資勧誘行為や、不適当又は不誠実な投資勧誘が行われないようにする必要がある。
引用:金融庁

 

 

もし銀行員が後々に
あなたに運用商品を提案する場面があったとします。
そこであなたが

「定期預金のみをするスタンス」

であった場合、担当者はあなたに金融商品をセールスできません。

そのため
「定期預金しかしません」という言葉はパワーワードです。

たまに・・・定期預金しかやらない人向けの商品が開発されることもある

最近では定期預金しかしないお客さんへも提案できる運用商品がでることもあります。

このキッパリと断る方法でもセールスから逃れられないケースがあります。

とはいえ大半のケースで上記の断り方が定番でつかえます。

 

 

キッパリと断る
すぐに電話を切る

この流れで対処可能です。ぜひ試してみてください。

 

 

攻撃的なワードを使って勧誘を断る

フレーズ

「本部にあなたのことを連絡します。私のところには電話をかけてこないでください。記録にもそのように残しておいてください」
これを銀行員が言われたらきついです。銀行員は速攻で電話を切ります。
電話セールスで本部に苦情の電話が入ったら、銀行員は多大な時間をクレーム処理に費やさなければなりません。
そのためこの方法はかなり効果があります。銀行員からしつこく電話が来るようであればこの方法を試してもいいかもしれません。

 

効果が大きい反面、

  • 銀行員が責任感が強い
  • あなたの言い方が強すぎる

といった場合には

あなたとの電話が終わった後に
電話をした銀行員の上司から何かしらの謝罪があるかもしれません。
(極稀ですが・・・)それもそれで面倒なことになりますので、この方法は余程のことがない限り使わないほうが良いです。

 

そのためこの方法をとる場合は

高圧的に言うよりも
穏やかな声で言ったほうがいいと思います。

電話番号が変わったことを銀行に伝えない。

 

携帯電話の電話番号が変わった場合

銀行へ登録している電話番号をあえて変えない。
こうすることで銀行員はお客さんに電話を掛けてこれなくなります

この方法だと銀行から運用商品の勧誘電話が来なくなりますが

同時に銀行からの重要な連絡であったり、電話連絡を使っての本人確認手続きができなくなるといったデメリットも存在します。

 

基本的に銀行からお客さんへ電話をかけるケースは
セールスもしくは店頭で手続きをした際に不備が出た時に
銀行員がお客さんに電話をかけるケースが多いです。

効果が薄い勧誘電話の断り方

銀行からかかってきた電話を常に取らない。
この方法も間違ってはいませんが、
銀行からの電話を取らなくても

忘れたころにまた銀行からセールスの着信があるはずです。
そのため、銀行からのセールス電話を一切なくしたい方には
銀行からの着信を放置しているだけでは効果的な方法とは言えません。

銀行員と会話を続けない。

銀行員と話をし始めると何気ない日常会話から
徐々に情報を引き出され
運用の話に結び付けられます。

自分の情報を伝えない

銀行員と話を続けてしまうと
家族の情報、自宅にいる時間、電話を取れる時間等を聞かれることがあります。
もしくは
自然に話の流れで自分の情報を話すことになります。

なるべく避けましょう。

うやむやな回答をしない

「運用をするかは家族と相談してから・・・」
「今は忙しくて話している時間がないからまた後で・・・」
「運用は今じゃない・・・もう少し先かな・・・」

うやむやな返答を銀行員にすると
銀行員は微かな希望をもって
再度、セールスの電話をかけてきます。

きっぱりと断るようにしましょう。

多くのお客さんは電話口でセールスを断る。
銀行員はお客さん断れる経験を
星の数ほどしています

そのためあなたが断ることは銀行員にとって大きなことではありません。
お互いの時間のためにきっぱりと
断ってあげましょう。

銀行員は見込みがなさそうなお客さんには電話をしない。

銀行員は電話しないといけないお客さんが多数います。
そのため見込みがなさそうなお客さんであればすぐに電話を終えて

次のお客さんに電話をかけます。
きっぱりと断ってあげましょう。

銀行員はトラブルになりそうなお客さんには電話をしない。

銀行員はトラブルを嫌がります。
トラブルになることがあれば
本部への報告や
上司への対応依頼
業務時間をトラブル対応に費やすことになる。
そのためトラブルに発展しそうな場合には
銀行員はすぐに電話を切ります。

 

番外編 知らない電話番号から不在着信があったら

通常、携帯電話や固定電話に電話がかかってきた時には

電話をかけてきた相手の電話番号が表示されます。

もし、あなたのもとにかかってきた電話番号に身に覚えがない場合には

まずはインターネットでその番号を検索してみましょう。

もし銀行からの電話の場合にはインターネットの検索結果に

「○○銀行 ○○ー○○○○ー○○○○」と出てきくるかもしれません。

 

銀行から電話がかかってくるほかの理由

  • 銀行口座に関する重要なこと
  • クレジットカードの勧誘

といったことが考えられます。

おそらく9割以上の確率で金融商品等の勧誘目的で電話がかかってきていると思われます。

私も自分の担当のお客様に銀行取引の重要な内容で連絡を取ることが極稀にありました。これは商品勧誘目的ではなくです。

先ほども書きましたが勧誘目的以外で電話をすることはほぼありませんでした。

 

 

折り返し電話の際のコツ

もしあなたのもとに知らない電話番号から着信が入ったら

まずはあなたが直近で銀行で何か手続きをしたかどうかを思い出してみましょう。

もし心当たりがあるようであれば、銀行手続きに関する不備の連絡かもしれません。

留守電が入っているかの確認もして、折り返しの連絡が必要であれば、担当者に折り返しの連絡をしましょう。

勧誘が「しつこい」場合の対処法

銀行員の勧誘はしつこいです。

銀行員目線:一度断られたらくらいで引き下がれない。上司からも粘りが足りないと言われる。
お客さん目線:勧誘はやめてもらいたい。電話してきてほしくない。
銀行員は電話をしないわけにはいきません。お客さんは電話をしてほしくありません。
銀行員はお客さんの「ニーズを把握」「意向を変化させたい」という思いから、勧誘がしつこくなりがち。

銀行担当者と直接会うときの断り方

銀行員はアポを取って、面談している時点で、あなたが運用商品を買ってくれると考えています。

そのため話を長引かせずに、なるべく早くセールスを断り、銀行員があなたと会う時間をすくなくしてあげましょう

あなたは銀行に預金をしている立場なので、決して気にする必要はありません。

アポイントをキャンセルする

 

できるだけ早くアポイントをキャンセルしましょう

そもそも

銀行員はなにかしらの
セールスをするために
あなたに会います

会う以上
銀行員は商品提案を必ずします

あなたが初めから商品を提案されたくないのであれば
はやくアポイントをキャンセルしましょう。

銀行員にとってもプラスなことです。
銀行員は、あなたとの面談に対しての事前準備、移動時間、日誌の作成時間を費やさなくて済みます。

 

セールスに対しての断りフレーズ

「ネット証券のほうが手数料が安くて商品の数が多い」

これは紛れもない事実です
銀行の運用商品の多くは証券会社に及びません。

子供に運用はするなと言われている

この言葉を言われると高確率で銀行は手を引きます

仮に
銀行員があなたの運用商品を販売したあとに
子供からクレームが銀行に入ると問題に発展するからです。

 

このお金は大事な生活するためのお金です

老後の生活資金だから運用商品で損をすることができない

これは良識のある銀行員によく効く断り文句です。

 

他の銀行の担当者がとても親切

他の金融機関との担当者との仲の良さを思いっきりアピールしましょう
銀行員は、お客さんが他の金融機関の担当者と仲良くつきあっていることを知ると手を引く場合があります。

他の県に引っ越す

本当に他県へ引っ越す場合には大変有効な断りかたです。

ただし、もし引っ越しをしていないと、銀行員から「なぜ引っ越しをしていないのですか」と聞かれることがあります。

少し気まずくなりますね。

損をしているときでもちゃんとフォローしてくれる?

銀行の担当者にもよりますが、相場が悪くなったときに相場のフォローがない担当者がいます。
そんな担当者には、この言葉が効果的!

下落時の相場フォローをしないような担当者は、空返事で「もちろんです。下落時でも相場フォローします」と答えることもあります。

この回答方法は十分な断り効果を得られない可能性があります

やらないほうがいい断り方

面談日時に在宅していない・支店に来ない

これは銀行員の立場で考えるとやめていただきたいです。

  • 面談前に銀行員はお客さんの家族構成、資産背景、保有金融資産をしらべる
  • お客さんへの提案方法を考える
  • 銀行員はお客さんに提案する書類を準備する(書類印刷、パンフレット用意)
  • 支店からお客さんの家や会社までの移動時間がある

時間や手間がおおくかかっています。

面談を意図的にすっぽかすことはやめましょう。

まとめ

きっぱりと断りの言葉を言う
これにつきます。
断るのが苦手という人もいるかもしれませんが
きっぱり断らないと銀行員も余分な時間を費やすことになります。
心を鬼にして対応しましょう。
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